Projets / 三角港キャノピー

三角港キャノピー - 13.070

Program

キャノピーの設計(意匠・構造)

Concept

熊本県宇城市の三角港に建設された長さ200mのキャノピーである。観光列車であるA列車の終着駅であるこの小さな町で、賑わいを失った大きな駐車場を公共空間に再転換し、既存の港湾施設と鉄道駅とを繋ぐ計画である。訪問客を駅から港へ導くデザインであり、4.5mの高さを持ちながら周辺の海、山、既存の建物の景観に圧迫感を与えない佇まいであることが求められた。蛇行した軌道と一見単純でフラットな屋根からなるキャノピーは、その独特なアイデンティティを主張しながらも風景に溶け込む。 支柱頂部のディテールが、重い鋳鉄製の支柱と軽い屋根とのコントラストに加え、昼と夜で異なる印象を演出している。

Specific features

支柱とピン接合された長さ200mの湾曲した屋根は、リングガーダー構造として機能する。 全体形状を湾曲させることで、支柱位置を偏心させることができ、幅4mの無柱空間をつくることができる。 屋根は板厚9mmと12mmの鋼板を用いたサンドイッチパネルで構成され、内側にスパン直角方向のスチフナを配している。構造躯体を仕上げ面として使用することは、単純ではあるがエレガントな構造表現である。サンドイッチパネルは分割して工場で製作され、現場に搬入された。このことは現場作業時間及びトータルコストの削減を可能とした。建築家と熟練した造船技術者のコラボレーションにより実現したプロジェクトである。

Distinctions

2017年度グッドデザイン賞、2016年 第11回日本構造デザイン賞

  • ネイ&パートナーズジャパン

  • Misumi, Japan

  • 200 m

  • 1000 m2

  • 2000000 € HTVA

  • Completed
  • ネイ&パートナーズジャパン